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友産友消とスローフード - Farm Canning最新作が素敵すぎる件

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My friend's project #farmcanning is a delicious solution to the food waste issue. She buys all the mulshaped and overproduced veggies and fruits from organic farmers and make them into beautiful jars of preserved food. Her latest works are "Madam KAKI(persimmon)" and "SHISO Dayori(Hearing from Japanese basil)"... Too good to be true!! 

 

昨夜、Farm Canningの最新作についた名前が素敵すぎて、ノックアウトされましたー。その名も、「紫蘇便り02」と「マダム柿」♡ 

 

たくさんついてしまった紫蘇の穂はお店で売れなくても、セロリ・ニンニク・オリーブオイルの魔法で最高のペストに変身。熟れ熟れだった柿はバルサミコ酢と白ワインにレモンを利かせて、美味しいドレッシングに。チーズにも合いそうー。贈り物にもいいかなと、私は2瓶ずつ大人買い。

 

その発起人、パーマカルチャー母ちゃん仲間の西村千恵ちゃんは、有機農家の廃棄野菜を「すべて買いとります!」と応援宣言し、次から次へと美しくおいしい瓶詰めに変身させている。テーマは、「手抜きができるオーガニック」。タマネギをドライトマトと煮詰めて「コクノモト」にしたり、和えるだけで誰もが天才シェフになれてしまうパスタソース「マスタードマスタード」にしたり。生産者にも、おうちご飯にも優しいね。

 

 

小さすぎるタマネギをむくのも、じゅくじゅくの柿から種を取るのも、ツメ先真っ黒にしながら紫蘇の穂をとるのも、1〜2人の小さな工房で手作業するのは並大抵のことじゃありません。それでも、やる。彼女のまっすぐな姿勢に、私は毎度、心打たれまくりです。

 

土と生態系を農家さんが守り、
想いある農家さんのことは作り手たちが守り、
想いある作り手をみんなで守り、美味しくいただいたら、
豊かで幸せな循環のできあがり!

 

農家さんの生活苦も、生態系の破壊も、廃棄される食べ物問題も、家庭の食の崩壊も、この美しい瓶詰めたちが一挙解決。これぞ、#友産友消

 

*Farm Canningサイト: http://www.farmcanning.com 

 

 

 

偽物を売りつけたり、何かを破壊しながらでしか稼げないビジネスは、段階的に淘汰されていっているのをすでに感じる。でも、「段階的に」なんてもう待ってられない。自然と人が生き生きするお金の循環を、もっともっと加速させたいなと思います。

 

友達が作ったものを、友達としておいしくいただく幸せ。
「地産地消」よりもっと自由で、
「顔のみえる」よりもうちょっと近い関係。
その歓びや、出会いの、 さらなるお裾分け──。

人と人がちゃんと繋がって生きていく。
その先にかならず、ハッピーな未来があるんじゃないか。

 

そう思って、友産友消を流行らせたいなと、ここ数年動いてきました。

ここにきて、周囲でその流れにアクセルがかかりはじめたのを感じています。

 

(*友産友消サイト: http://tomotomo.site )

 

 

Farm Canning、
友産友消、
ゲリラガーデニング、
スローフード、
エディブル・スクールヤード / 学校菜園。

 

切り口はなんでもいい。「食べる」を真ん中に社会に働きかけるやりかたは、ものすごくたくさんある。想いある大人みーんなで日々の「食べる」から変え始めたら、すごい地殻変動が起こるだろうなあと、最近思うのです。

 

 

千恵ちゃん、「マダム柿」の成熟した美味しさに卒倒したよ。
今日もインスピレーション、ありがとう♡!

 

*ついき:
月に一度葉山の有機農園に集って、畑の旬を瓶詰めにする学校 Farm Canning School、2期生に1枠空きが出ましたよ!
http://www.farmcanning.com/new-page-1/

 


テンダーと、火とナイフ

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Building a fire with tall goldenrod and hemp strings... This is the #trackerschool way!! Enjoyed my first charcoal digging, too. Working on fire and making something from scratch with a knife - fun and philosophical work. 

 

パーマカルチャー菜園のある保育園「ごかんのもり」に、鹿児島から友人・テンダーこと小崎悠太くん来訪。「わがや電力〜12歳からとりかかる太陽光発電の入門書」でちょい有名人な彼は、北米先住民の技術を伝える学校「トラッカースクール」で生きるためのスキルの基礎を学びました。

 

 

 

そんなテンダー一家が暮らすのは、電気・ガス・水道の契約をしていない古民家。水は沢水、電気は太陽光発電、火は裏山の薪からまかなっています。

 

「わがやでは料理に風呂焚きに、毎日火が燃やされています。着火にマッチを使うこともありますが、技術のおさらいがてら日常的に火おこしを楽しんでいます」

 

ひえー、ツワモノ。でも、普段はガスや電気に頼る私たちだって、災害時には他人事じゃありません。

 

「たとえば冬、雪が降る中、災害で避難所にいるとする。電気はない。寒くて暗い。そんなとき、そこに一人でも、そのへんにあるもので火を起こせる人がいたら?もう、ヒーローですよ。
 しかも、それができるのが、二人だったら?三人になったら?その場の絶望感も変わってくる」

 

・・・確かに。

 

というわけで、彼ができる数あるワークショップのうちの基本のキ、火起こしからみんなでやってみることに。

 

 

 

<火起こし>

 

テンダーが取り出したのは、秋になってからからに乾いたセイタカアワダチソウと、ほぐした麻ひもと、板1枚。これで火おこしをします。

 

詳しいやりかたはBePalに詳しい(http://www.bepal.net/camping/bonfire/11639)ので、ここでは印象に残った考えかただけ。

 

「火きりぎねのセイタカアワダチソウは父さん。火きりぎねと摩擦する火きりうすの板は、母さん。そこで生まれる火種は赤ちゃん。ほぐした麻ひもは、赤ちゃんの揺りかご。

 トラッカースクールで、必死に起こした火種が消えないようにと、俺がフーフーフーフーやたらめったら息を吹きかけていたら、先生に言われました。お前は、揺りかごにいる赤ちゃんにそんなことをするのか。優しくしっかり、息を吹きかけて育てよと。

 それから、よくこんな風に、地面に落ちた火種を足で踏み消しますね。それも怒られる。お前に必要があってせっかく生んだ火を、最後まで使い切ることなく足で踏みつけるようなことはするなと」

 

はー、そうだよね。

 

 

 

 

「3ヶ月、毎日練習した」というテンダーだと今や3分足らずで火がつきます。「意外と簡単なのかな?」と私たちがやってみたら、2時間やってもつかない!

 

鉄棒の練習をしている小学生みたいに、手の平の皮までベロンとむけちゃった人もちらほら。でも、つかない。2人がかりでやる場合のお互いの力加減やタイミングの塩梅にも、工夫が必要で。

 

 

そう、火は、そんな風に貴重で、ものすごく大切なものだったのでした。教科書じゃ教えられない暮らしの中の知恵と経験、昔は年長者が若い人たちと時間を共にして、教えていたのでしょう。スイッチポンの便利な世界が私たちから奪ったもの、思っているよりも深刻かもしれないなあと思いました。

 

 

 

<チャコールディギング>

 

なんとか火起こしができて、お昼をいただいてからは、初めてのチャコールディギング。めちゃくちゃ楽しかったなー。

 

チャコールディギングというのは、木材に穴を掘る技術のこと。森の中などで、刃物がないときでも木材に深い穴を開けられる、素晴らしい先住民技術です。

 

炭を木材に乗せ、ふーふーふーと吹いていると木材の表面温度がだんだん上がってくる。そのうちうっすら、木材のほうにもほわっと火がつく。その火と、ナイフをうまく使いながらスプーンのくぼみを掘っていきます。ほとんど道具も力もいらないので、子どもたちにもできる。調子に乗ると、スプーンに穴があいちゃう。今回は時間の関係でスプーンを掘ったけれど、本当はコップやお皿、深い穴のものもできるって。なるほどねー。

 

 

日本にこうした技術があると聞いたことないのは、なぜだろうと考えて、はっ。日本には竹があったから、この技術はいらなかったんだ。節がある竹は、切るだけでカップやお皿に、割るだけで箸になったんだ。

 

火とは。スプーンとは。文明とは。
いろいろ考えちゃったなー。

 

 

ここには書ききれない、すぐには文字に起こせないような、おなかの底で感じながら考えるような感情と思考がぐるぐるはじまりました。そういうの、普段なかなかないな。忙しく予定をつめすぎず、無心で手を動かしてなにかを生み出すこと、人として成長するのにとても大事だなと思いました。そして、それはたぶん、子どもも一緒。

 

 

 

<野菜笛>


「火を起こし、人が集い、皆で食べたら、とりあえず暮らしは大丈夫。そこに音楽が入ってくることで、文化が生まれるよ」とテンダー。

 

というわけで、「そこにあるもんで」楽器をつくります。ニンジン&大根のスライドホイッスルに、ニンジンサックス、ちくわサックス!

 

 

実は音大出身のテンダーが、うっとりした表情で吹くニンジンde「ニューシネマパラダイス」。や、やめて・・・ うますぎて、笑いが止まらない。そこに乱入する、ごかん園長のじゃがさんと、盛り上げ隊長の山ちゃん。3人あわせて「キャロッツ」って、本当にもうやめてー!笑

 

*携帯不調で動画アップできないので、ニンジンサックスのすごさは、テンダーウェブサイトにてご覧ください: http://yohoho.jp/16511 

 

 

 

いい大人たちが、そこにあるものだけで、どれだけ楽しめるかに情熱を注ぐ姿のまぶしさといったら。じゃがさんなんて、火がつかないのが悔しすぎて、10分でランチを終えて庭に戻っていったもんね。これぞ、学びの場!笑

 

 

 

「これが正解ですよ」「一般的にこう言われていますよ」って教わること=知識の伝達スタイルの学びは、もう面白くない。だって、そういうのはなんでも、グーグル先生が教えてくれる時代なんだもん。

 

いま圧倒的に足りていないなのは、手を動かしながら考えること。セイタカアワダチソウの回転数と上からかける圧力の塩梅を自分で考えながら調整したり、一緒にやる仲間との力加減をあうんの呼吸でバランスとってみたり、お互いに作った「あるもんで楽器」で、仲間に会わせて演奏しあって笑ってみたり。

 

 

 

大人にも大事なことだけど、こういう時間をもっともっと、子どもたちと共有できるようでないといけないなあ。(でも、たとえば小学校で火を扱わせてもらうなんて、逗子ではまだまだハードルが高そう・・・涙 長い目でみて、頑張る!) 

 

ガスも電気もある世の中で、みんながテンダーみたいに生きていくことは難しい。でも、こういう時間を通して、人がどこかに置いてきてしまった知恵や想像力を回復することは、とても大切だと思います。新しい未来をつくっていくために。

 

今回、あえて講演は行わず、最初からみんなで手を動かしながらの会話の中に、テンダー哲学をこめてもらいました。それが大正解。ぎゅっと詰まったトークを聞くよりもむしろ、ちょこちょこ交す会話の中から得る知恵が多いという不思議。

 

テンダー、ありがとう!

 

 

スクールランチ再考〜「学校給食」を変えちゃおう

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Edible Schoolyard x Jiyu Gakien. Too much positive energy received and don't know how to work on it. A memorable evening… 

Oh and look how real their school lunch is!! Eggs are from the chickens of Elementary children, spinach grown by kindergarten children, sweet potatoes are from the garden of their highschool boys, and ume-boshi made by college girls... And #jiyugakuen, you have been doing this for 90 years?! Simply incredible. 

 

 

 

エディブルスクールヤード(以下ESY)×自由学園。「食べる」を真ん中に学びを作る二者が相乗効果で生んだ空気感がポジティブすぎて、まだそれをどうしたらいいか、うまく言葉にできない。80人満員御礼で参加してくださった皆さんと共有できた時間を大切に、できることから、ひとつずつやっていこう。そう心に刻んだ夜でした。

 

 

今回は、

 

・自由学園を 幼児生活団(幼稚園)→男子部養豚場→女子部食堂と台所→新天地(畑)→堆肥場→初等部 とフルに、学生たちに案内してもらう
・ESYの紹介をする
・ESYのガーデン授業&キッチン授業を体験
・自由学園の90年の歩みを紹介していただく
・自由学園の初等部の1年間の様子を紹介していただく
・自由学園の給食を配膳〜片付けまで体験!
・参加者同士のディスカッション

 

という流れで行った企画でした。参加した皆様も、(手前味噌ですがもちろん)ESYも、自由学園も、すばらしすぎました。

 

 

5歳の女の子ふたりが、うずらの飼育や茄子の栽培について教えてくれるところからはじまったツアーがまずあまりに楽しくて。参加者の皆さん、広大な敷地に広がる生物多様性の豊かさ、点在する校舎の美しさ、すれ違い様に挨拶してくれる学生たちの飾らない明るさに息をのみながら写真撮りまくり質問しまくり。だから、イベントは最初から30分押しのスタート。そんなこんなで、進行はあまりにハチャメチャだったのに、圧倒的にポジティブな空気に包まれたイベントでした。

 

 

 

確実に、なにかがここからはじまる。そんな感動を的確に表現できる言葉が今はまだ足りないので、あまりに感動的な「給食」の内容だけ紹介して、あとは写真に任せます。

初等部の食堂をお借りして、皆でいただいた食事の内容。

 

 

おひたしのツルムラサキは幼稚園の子たちが育て、
擬製豆腐の卵は小学生が大事に育てている烏骨鶏からいただき、
みぞれ和えのサツマイモは男子部の畑から、茄子は幼稚園から、
梅干しは大学女子たちの手作りで、
ワカメは学生が通う被災地支援で縁のある東北の町から。

 

 

す、すごすぎる・・・!

しかも、小学校では保護者が調理し、1年生から6年生までが一緒に、ひとつのテーブルでいただく。中高では、学生が順番に自分たちで(毎日!)調理し、12歳から18歳までが一緒に、ひとつのテーブルでいただく。その献立を作るのは、最高学部(大学)の学生たち、という。

 

 収穫祭の様子

 

もはや、泣けます。
これ以上の学びも、 #友産友消も、他で見たことがありません。

 

 

ああ、米国バークレーまで学びに行った場作りが、すでに大正時代から日本に存在していたという奇跡。胸いっぱいです。

 

自由学園は、アリスの言う "Beauty is a Language - 美しさは、言語である" も "School lunch as an academic subject - 学校給食を正式な学校教科に" も完璧に体現しています。しかも、90年前から。

 

 

自由学園は素晴らしいけれど、私立の学校。このままモデルとして突っ走っていただきつつ、これを確実に、公立にも広げていきたい。

 

「この場で、いつか、世界中の教育者が研修を受け、ネットワーキングすることができる、日本版のEdible Schoolyard Academyを開催したい」- 自分の妄想でしかないと思っていたそれが、参加者のみなさんの熱を感じ、数年後には形になるような気さえしてきました。

 

 

すべての子どもたちに学校菜園を。すべての子どもたちに「生きる」ことを真ん中にした教育環境を。その変化へのうねりは、実はもうはじまっている。あとは、どのタイミングで波に乗るかを見定めるだけ。

 

Kazuya Takahashi先生、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!

 

 

オヤジたちの塩炊き祭り&「そっか」感謝祭

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Sokka is organizing a harvest festival on Nov 3rd. Starting from making our own salt from the water of local Zushi Beach, we will have a BBQ with locally gathered food. Contact us if interested!! 

一般社団法人「そっか」がはじまって、3ヶ月。

「そっかって、海の子ども会やってる人たちだよね」
「そっかって、トビウオクラブと何が違うんですか」
「・・・そっかって、なんなんですか?」

とよく聞かれます。

たとえば今日は、「つまるところ、自分たちの暮らす土地で思いきり遊びながら、自分たちの暮らす土地に食べ物を植えてるだけ」とメンバーの1人が話していましたが、うん、たぶんそういう感じ。

情報過多なこの世の中で、ただ目の前の自然を知り尽くして思いきり遊ぶこと、そして衣食住を自分たちの手に取り戻していくことって、すんごい楽しくない?という人たちの「子ども会(&大人会)」のようなものです。

この遊びに意味づけをするとすれば、

「そういう遊びはいちばんの学びの場であり、いちばんの防災でもある」

とも言えるかな、と心の片隅でとらえつつ、今日も楽しく遊んでいます。

というわけで、

今回は、逗子にあるものを獲ってきて、火を熾して、作って、食べて、飲んで、子ども大人、地域、混ぜこぜで遊んでしまおうという企画をしてみました。以下、詳細です。

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<そっか感謝祭 ver1.0>

日時: 11月2日(水)夕刻〜3日(祝)14時解散予定

会場 : 逗子海岸 、黒門カルチャークラブ母屋

参加費: 無料

備考: 皆さんの都合で出入りOK、雨天中止

持ち物: 
・「あなたにとってストーリーのある食材」1品持ち寄り(※詳細は以下)
・食料探しに出る方、釣りに出る、畑に出る、逗子色探しに出る方は、それなりの格好
・燃やせるものも、各自持参
・飲み物も各自持参
・近所の方は、BBQ台やたき火台を持ってきていただけると助かります。

対象: 「そっか」が運営する放課後の海の学校「黒門トビウオクラブ」「海の子ども会」および未就園児親子の自主保育「海のようちえん」参加親子が中心に100人前後を想定しています。 が、これを読む方は、皆、何かしらの繋がりがある方かと思います。興味のある方は、逗子近辺に住んでなくとも気後れせずにご参加ください。

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<イベントの流れ>

11月2日(水) 
  18時~ 逗子海岸 渚橋下にて
  「オヤジたちの塩炊き祭り」
(火守を夜通しで行います。寝袋必須。オヤジでなくても参加可能)

11月3日(祝)
  6時~ 渚橋下集合 カヌーや磯から魚釣り
  10時~ 黒門かるちゃークラブに集合
「食糧採取チーム」と「友産友消持ち寄りチーム」「逗子色採取チーム」に分かれて食事やら遊び準備
  11時半~ 黒門かるちゃークラブにて
   「みんなで作った塩と、ここにある食材で」バーベキュー
  14時 おひらき予定

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以下、うっかり八兵衛こと八幡暁さんの文章です。
うっかり最後まで読んだら、きっと参加したくなりますね。笑


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「あのさ、自分の町で生きのびてみる!?」
「なにそれ?サバイバル体験的な?」
「いやさ塩と水、食料くらい、人間として必要じゃないかね?」
「海がある逗子なら、塩を作ってたはずじゃないかな?」
「ってことは、その塩で何かうまいものをこしらえないとか!?」
そんな雑談から、なんとなくうごめいていた話。

11/2~3に向けて 自分の町の「そっか!」を見つけるというテーマを一応掲げつつも、大人子ども入り乱れた良い時間を過ごしたいなと、ただそれだけでございます。

それっていわゆる土地や食物、感謝の祭りじゃないですかね。
そーいうことだね、ということで感謝祭という名になりました(笑)

今回は、もしも町の電気、ガス、水道、食料の供給などのインフラが使えない状況になったら…今あるもので「楽しく」「美味しく」サバイバル体験を共有することで人と人、人と自然の関係性を取り戻すことが目的、というような話は、あくまで付録でついてくるなもの。まずは楽しく、美味しい場になればOK~

逗子の海水で「塩作り」からスタート。
手で火熾ししてみる。
食材は海や畑からとってくる。
作りたてホヤホヤの逗子塩をふりかけ、この町食材BBQ。

おそらく、まだ自給能力、土地の生産性は高くないので、食材不足が見込まれます(笑)、家族ごとに持ち寄り1品をお願いします。

持ち寄り品のテーマは「あなたにとってストーリーのある食材」

「いつも散歩する山道に群生しているミョウガです」
「地元豆腐屋でいただいたおからのスイーツです」
「娘が芋掘り遠足で掘ってきた芋で、大学芋できました」
「夏に市民農園で収穫した紫蘇で、ふりかけを作りました」
「田舎から送られてきたお米と湘南しらすのリゾットです」

などなど、地産地消ならぬ、友産友消ストーリーのある食べ物を持参することが、参加の条件。

そのへんで採取するもOK、地元のお店で購入するもOK、いただきものを加工して持参するのもなんでもあり。皆が持参した「友産食材」にはエピソードタグをつけ、背景のストーリーを楽しみながら食事が出来るかな。

皆で食べ物を集め、飲み物を持参するので参加費は無料。自分たちの食卓を、自分たちの森里川海でどこまで豊かに彩るでしょうか。

お腹を満たしつつ、地域の自然や人との繋がり、食べ物の在処、ヒューマン&ヘルスケアの逗子地図を作りましょう。

地域の子供達の合宿・活動の報告会
次なる「町のそっか!」を見つける作戦会議も行います。

みんなで集めた「足下にあるもの」は、こんなに美味しい!
みんなで工夫して食べると、こんなに楽しい!
となるでしょうか?乞うご期待。

あ、さらに…
「逗子の色集めワークショップ」も開催予定(別にプロを呼ぶわけではありませぬ、あしからず)食べ物だけでなく、今、町にある草木をとってきて、色染めてみる。食べ物に執着がない子も、色遊び、染め物作りができたりしたら、楽しい子もいるかなー


※参加予定者数:
約100人。「そっか」が運営する放課後の海の学校「黒門トビウオクラブ」「海の子ども会」および未就園児親子の自主保育「海のようちえん」参加親子が中心になるかと思いますが、ここまで訪れて読む方は、何かしらの繋がりがある方かと思いますので、興味のある方は、逗子近辺に住んでなくとも気後れせずにご参加ください。


ながなが書きました。長文お付き合いありがとうございます。イベントページも作りますので、参加予定の方は、ポチッと参加ボタンを押してくださいませ!



※「そっか」の活動は日本財団「海の日本」プロジェクトの助成を受けています。


PR: 災害時に命を守る!一人ひとりの防災対策-政府広報

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万が一の時に役立つ!身の守り方、家族の安否の確認方法、非常持ち出し品などを紹介

庭にツリーハウスを作りました

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Community-built tree house for our second daughter Ann's 7th birthday... So much fun, what a bliss!! 

 

至福です。

杏の7歳の誕生日会、テーマは「みんなでツリーハウスを作ろう!」。

 

 

パーマカルチャー仲間でツリーハウスビルダーのShuichi Nakazatoくんを先生に迎え、近所の友人たちと作りました。夢の、ツリーハウスを、うちの裏庭に!!

 

 

ご飯を持ち寄り、大人も子どもも一緒に、木登り。木を運び、磨き、塗って、切って、しばって、打って。

 

 

1人じゃできないことも、みんなで集まればあっという間に形になる。しかも、楽しい。集まって、食べて、自らつくって、みんなで遊ぶ。きっとほんの少し前まで、人は日々、こんな風に皆で暮らしを作っていたんだな。そして、それってこんなにも、満たされた時間なんだな。

 

 

 

 

杏のおかげで、懐かしい未来を見た想いでした。

 

 

 

「木にボルトは打たない、枝もなるべく落とさない、材料はできる限り廃材で」

・・・がモットーのシュウくんのパーマカルチャー的ツリーハウス美学に、100%共感してはじめた今回のプロジェクト。

 

 

今回の材料は、シュウくんが新潟で自ら切り出してきてくれた間伐ブナと、キリガヤさんでいただいてきた廃材。それが、子どもたちの手で素敵に変身していく様子といったら!

 

 

とはいえ何度か「ここだけは」という枝を選び、電ノコで落としているシュウくんを見て、はしゃいでいた杏が寄ってきました。ウィィィィィィン、という電ノコの音を聞きながら、言いにくそうに、一言。

 

「あのさ・・・ママ・・・。本当は、梅の木、切ってほしくなかった?」

 

「え?」

 

「ウチ・・・梅の木を切るくらいだったら、ツリーハウス、いらなかったかも・・・」

 

「笑 そうか、梅の木がかわいそうだなっていう気持ちがしたの?」

 

「うん」

 

「大丈夫。梅の木もきっと、杏たちがもっと一緒に遊ぶようになったら喜ぶよ。シュウくん、なるべく木を切らないように考えて作ってくれてるし、梅の木にとって枝を切ることはたぶん、杏が髪の毛切るのと同じ感じなんじゃないかな」

 

 

そう答えて、安心した杏の顔を確認しながらも、いや、やっぱり、杏のほうが合っている気がする。と思い直して、梅の木に手を合わせ、感謝しました。

 

「いつも子どもたちを見守ってくださり、ありがとうございます。あなたの枝に、ツリーハウスを作らせてくれて、ありがとうございます。どうかどうか、子どもたちと一緒に、これからも元気で生きてください・・・」

 

 

昨日は子どもたちみんなで暗くなるまでツリーデッキで遊び、今朝も早くから木登りしていました。

 

 

 

今回はツリーデッキまでしか仕上がらなかったから、まだ小屋をつくる楽しみも残っています。ちょっとインパクトや丸ノコ、グラインダーを触ったら、DIY熱に火がついちゃって、大きめコンポストや鶏小屋も作りたくなっちゃったりもして。

 

じゃーん。そして、ツリーハウスのほか、見てください、これーっ。

杏がデザインして、近所の大好きなパティシエお姉さん Bakeromi こと広海ちゃんにつくってもらった、このケーキっ♡!

 

 

杏、嬉しすぎてしばらくかたまっちゃってました。笑

 

 

 

逗子の仲間たちとは今、逗子市の制度「アダプトプログラム」(市有地の里親になる制度 / http://www.city.zushi.kanagawa.jp/…/adopt…/adoptprogram.html )を勉強中。市有地の里親になり、楽しく整備しながら、皆で食べ物を植え、遊び場作りに励む計画を続々練っています。あの森も、あの公園も、あの空き地も、みんなで食べ物だらけの遊び場にしちゃおうよと。

 

そうそう、そうなんだよ。1人じゃできないことも、みんなで集まればあっという間に形になる。しかも、楽しい。

 

人生って、人が生きるって、ほんと、豊かだなあー!

 

 

親バカ誕生日会に集まってくれたみんな、いつもいつもありがとう。おかげさまで、親子で幸せです。ありがとう。

 

 

<ついき>

 

*中里修一くん(Shuichi Nakazato)は、パーマカルチャーデザイナーとして、ツリーハウスビルダーとして、全国で活躍できる先生です。大人だけでガッツリでも、子どもも一緒にノンビリでもいける人。ツリーハウスのあるパーマカルチャー菜園、あなたの町にもひとつ、いかがですかー?!

 

*写真に出てくる美しすぎるケーキは、近所のパティシエ小禄広海ちゃん( Bakeromi )作。杏がデザインしたケーキを大好きな近所のお姉さんが忠実に再現してくれて、実物が出てきたら、杏、嬉しすぎて緊張のあまり固まる。笑 かわいかったなー

 

*私の写真も混ざっちゃったけど、「おっ」といういい写真はすべて小禄慎一郎くん(http://owlcompany.net/photographers/shinichiro-oroku/)撮影。慎ちゃん、いつもありがとう!!

 

 

フィンランド、すべての学校教科をなくす世界初の国に

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Finland Will Become the First Country in the World to Get Rid of All School Subjects

QT:

Instead of individual subjects, students will study events and phenomena in an interdisciplinary format. For example, the Second World War will be examined from the perspective of history, geography, and math. And by taking the course ”Working in a Cafe," students will absorb a whole body of knowledge about the English language, economics, and communication skills.

 

訳:

「生徒たちは個別の教科の代わりに、世界で起こっていることや現象を総合的に学ぶ。たとえば第二次世界大戦は、歴史、地理、数学的視点で試験が行われる。「カフェで働く」のコースを選べば、英語、経済、コミュニケーションを全体的に吸収することができる」

 

以下のリンクから全文読めます(英語):

https://brightside.me/wonder-curiosities/finland-will-become-the-first-country-in-the-world-to-get-rid-of-all-school-subjects-259910/

 

 

16歳から、すべての教科を廃止。2020年には改革完了予定。

最高、フィンランド!

 

古く形骸化したもの、発酵できずに腐敗しているものが、いろんな場所で音を立てて崩れていますね。しがみついてもいいことない。動こう、やろう。世界の希望と若い人たちの自由を守るためにできる大人の仕事、まだまだたくさんあるなー。

CANTARE、はじめます!

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9月にトリノで行われたスローフードの2年に一度のお祭り Terra Madre にて感化されたまま、毎日を過ごしています。

 

 

「食べることは、実はとても政治的な行動」- Slow Food International

 

世界中、食べずに生きることができる人はいません。毎食、食卓につくたびに、目の前の食べものがどこでどんな風に作られたか、想いを馳せてみています。

 

Slowfood movementは、生物多様性、固有種の保護、学校菜園、漁業のこと、先住民文化... 大事なテーマを真正面から見据えているけれど、「正しい」を振りかざすのではなく、圧倒的に楽しくて、美味しいから好きです。

 

投票できるのは、年に一度あるかないか。
食事なら、日に三度食べる。

 

何を選び、食べるかが、地球を支えることにも、未来を破壊することにも繋がっている。Vote with your fork!!

 

・・・というわけで、私自身も、食を真ん中にして、世界に働きかけたくなりました。

「楽しい!」「美味しい!」を軸に、自然と人がつながり、壊れた食の問題にアプローチしていくことができたら。そんな思いから、盟友・西村千恵のFARM CANNINGより新規チーム「CANTARE」を立ち上げます。

 

MANGIARE, CANTARE, AMORE!

CANTARE is a team to host absolutely delicious and happy gathering of food-loving people. Founded by FARM CANNING in autumn 2016, inspired by bi-annual gathering of Slow Food International, Terra Madre.

 

We believe in the power of gathering. By working closely with chefs, farmers, fishermen, and schools, we can influence how food is cultivated, produced and distributed, and as a result bring about great change.

 

Connect to the roots of good, clean, and fair food.

Celebrate life!!

 

カンターレ、それは熱い想いを持って食に関わる人たちが集い

思わず隣の人と肩を組んで歌い出してしまうような

とびきりご機嫌なおいしい場を作るチームです。

 

シェフ、生産者、漁業者、商工会、それに学校や食べる人も。

素敵レストランから地元の食堂、そして家庭の食卓まで

すべての人があらゆる境界線を超えて

「おいしい」の根っこにつながれば、世界はこんなにも美しい!

 

 

 

*CANTARE is supporting Slow Food movement.

 カンターレはスローフード三浦半島のメンバーです。

 

 

 

初イベントは、11月25日(金)に行う「CANTARE!! シチリア有機オリーブオイル生産者×三浦食材のテイスティングパーティー」です。よかったらぜひ、遊びにきてください♩

 

 

 

 


シチリア有機オリーブオイルと三浦食材のテイスティングパーティー

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Thank you very much for joining our first Slow Food tasting party in Miura Peninsula - it was a beautiful marriage of Sicilian BIO olive oil and Miura fishes and vegetables. Enjoy the photos, and be ready to join our next party in March - with a Slow Food chef from Thailand!!

 

 

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。おかげさまで幸せな時間となりました!

 

 

プロセッコ・スプマンテで乾杯〜、オリーブオイルのミニ講義を聞きながら、4種類のオリーブオイルを試食。今年の搾りたてを漉さないままご持参いただいた貴重なノヴェッロは、まろやかな口当たりのあと、ピリリと舌に響きます。ぴりっと感は、豊富なポリフェノールから。お、おいしいー♡

 

 

そのオリーブオイルをおいしくいただくために食材を提供してくれたのは スローフード三浦半島チームの面々。それぞれ皆が、食を真ん中に世界に働きかけている若手の作り手たちだから、話がめちゃくちゃ面白い。

 

 

(彼らの真摯な仕事への共感からか、お土産用に持参してもらったマーケットの商品はすべて完売!!)

 

 

そんな彼らに、食材の美味しい調理法など聞きながら、Sonoco Inoueさんのお料理をいただきました。素材への敬意あふれる、シンプルだけど美しいお料理の数々。やっぱり、素材なんだなということを、もとの味を生かす素敵なお料理に教えてもらいました。

 

 

メニューは、ズラリこんな感じ。

 


・ 三浦パン屋 充麦の全粒粉のバケット モッツィカート農園の2種のオリーブオイル

・ Latteria BeBè Kamakuraの自家製モッツァレラ

・ 森と畑の学校 by 農業生産法人パラダイスフィールドの無農薬里芋のペペロン

・鮮やかな三浦根菜とブルグリのサラダ 

・三浦まぐろのさしみ モッツィカート農園のオリーブオイル × トラパニの塩

・三浦まぐろの炙り 生わさび × 醤油

・ 永島農園のおひさまちいたけのアヒージョ

・永島農園のきくらげと
FARM CANNINGの赤大根のピクルスのマリネ

・森と畑の学校の無農薬バターナッツかぼちゃのポタージュ

・自家製アイスクリーム モッツィカート農園のオリーブオイル × トラパニの塩

 

 

今回参加してくださったのは、美味しいもの好きの人ばかり。皆さんが「楽しいね」「美味しいね」と声をかけあって、ニコニコだったのが本当に嬉しかったです。

 

 

 

美味しいことが一番大事。でも、表現していきたいのは、ただの「美食」イベントではありません。

 

シェフ、生産者、漁業者、商工会、レストランから地元の食堂、そして家庭の食卓まですべての人がみんな一緒に「おいしい」の根っこにつながれば、世界はこんなにも美しい。

 

そして、「ちゃんと食べる」ことで世界に働きかけることができる。それを皆で感じる、圧倒的に楽しくて美味しい場づくり、これからも続けていきます。

 

 

ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
FARM CANNING CANTARE、およびスローフード三浦半島の活動、これからもよろしくお願いいたします!

 

 

Photos by Yuka Yanazume http://www.yukayanazume.com

 

 

そっか感謝祭 - 塩炊きBBQ、無事に終了!

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Salt making from local sea water, successfully and playfully completed by そっか members and friends!! We sent off groups of local children to harvest locally grown food. Fishes from rivers and ocean for grill, wild edible plants for tempura, oranges and permissions for dessert, and many more home made delicious food using local ingredients... What a celebration, what an extravagance!!

 

黒門とびうおクラブ、海のようちえん、海の子ども会(=そっか)のみんなとそのお友達で、塩炊き祭を行いました。手足かじかむ小雨の夜、ガード下で夜通し塩炊き&釣りをする親子たち。海水を炊き続けるだけで、本当に塩はできるのか・・・? 

 

無事に、できましたーっ!!

 

 

チョイ苦だけど、だからこそ深みのある美味しい塩。大きな鍋の底、2センチくらい。使い切れないほどの仕上がりです。

 

 

「この海でとれる塩で、この町の森里川海でとれる食材で、バーベキューしたら楽しそう」からはじまった企画。晴天に恵まれ、楽しすぎて美味しすぎて、みんな笑いが止まらない。

 

チョイ田舎で森川海があるとはいえ、逗子も都会です。採れるものだけ集めたらきっと貧相なバーベキューになるだろうと、「ストーリーのある一品」の持ちよりもお願いしていました。これがまた、最高に楽しくて、豊かで、幸せで。

 

 

「森を散歩して獲ったむかごの炊き込み御飯です」
「庭のハーブを使ったソーセージです」
「葉山で拾ったひじきです」
「鎌倉で拾ったワカメです」
「畑のトマトジャムとバジルペーストです」
「遠足で掘ったサツマイモのケークサレです」
「キアゲハのために毎年育てているパセリをクリームチーズにあえてサンドイッチにしました」
「おかあさんといっしょにつくったたまごやきです。たべてください」
「庭のあけびです」

 

などなど、集まる、集まる、素敵な食材と物語たち。

 

 

生地だけ自作してきたパンの先生母ちゃんが、その場に出ていた家庭菜園のトマトとバジルペストで即興ピザを焼いてくれたり、塩焼きセイゴの頭と骨をお出汁に里芋汁ができたり、イカを焼いたあとの汁が美味しそうだからと、誰かの友達が作ってくれたお米で即興リゾットができたり。みんな、クリエイティブー!

 

「あるもんで、やる。足りないなら、つくる」

が、こんなに楽しくて、豊かだとは。

 

 

さっそく「来年またやるなら、それにむけて家庭菜園もう少し頑張る」だとか「野草が自生する森をチェックするようにしよう」だとか聞こえてきて、自然と次回以降の話に。

 

 

「来年の春は、ここに集まった100人が、それぞれ100粒ずつ、町中に大豆の種をまいてみようか」

「それを収穫して、味噌や醤油をみんなで仕込むのも楽しそうだ」

「市有地の緑地をアダプト(里親になる)して、整備しながら果樹を植えたらいいね」

「天ぷらの小麦粉も逗子でつくれないか・・・脱穀と製粉が大変で、全粒粉の天ぷらじゃおいしくないかなー」

「じゃ、油ならどうか。町中に菜の花を植えて、菜種油をつくれないか」

 

などなどなど。

 

 

途中、とびうおクラブの合宿で御蔵島や八丈島に行った子どもたちが逗子の外で見てきた海の報告もしてくれて、内外がつながる、本当に豊かな時間でした。

 

 

逗子内外からご参加くださった皆さま、徹夜や早起きで子どもたちに寄り添った大人たち、みんな素敵でした。こうやって本気で遊ぶ大人を見て育つ子どもたちの未来は、猛烈に頼もしい。

 

お疲れさまでした。次回は、餅つきで☆

 

 

 

*後日談*

 

夕暮れどきに、ピンポーン。玄関に出ると、中学一年生のお客さま。聞けば、プレゼントを持ってきてくれたそう。

 

差し出された包みの中には... 

 

 

なんと、先日の 「そっか感謝祭」で海水を炊いて作った「逗子塩」を使った全粒粉のおやつ!

 

白崎茶会レシピを作り込み、焼き菓子づくりはセミプロ級の彼は、今回、みんなで作ってできた塩をさらに焼き、焼き塩にして香ばしさを出してまぶしてくれたのだそう。

 

か、感動ー!! 

 

ホーリーバジルの穂を自宅でドライにしたお茶、イタリアからパーマカルチャー母ちゃんズがお土産に持ち帰ったワイルドシナモンを使ったお菓子も一緒にいただきました。

お礼にと、友達が育てたしいたけとリンゴをお渡ししたら「またこれで何を作ろうか」。 贈る→つくる→食べる→「美味しい!」→贈る。繰り返し。お裾分け合戦。#友産友消 だね。これぞ豊かさ、これぞ幸せ!

 

かいくんの逗子塩クッキーは、数日間、鞄に入れて持ち歩き、町でお会いする友人知人の皆と一緒にすこーしずつ、大切にいただきました♩

 

 

 

*今日も逗子海岸で3時半〜、「海の子ども会」、やってますよー!夕焼けがいちばんきれいな季節。ぜひ!!

 

*「そっか」は、日本財団「海と日本」プロジェクトの助成で運営しています。

スローフードシェフ、三崎の魚事情と納豆作りを知る

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Matheus Sborgia  Yoni Nimrod and Maya Wakita are in Japan filming food stories of us. Slowfood Miura Peninsula as a team is hosting them to local food scene. Today we visited Misaki Fish Market and made Natto / fermented soybeans with straw. Food is... fun!!

 

スローフード大学からシェフたちが日本探訪中です。日本の食文化を映像にしたいということで、神奈川県東南部はスローフード三浦半島チームでご案内しています。

 

 

今朝は三崎へ。魚市場での競り、 石橋 匡光くんによる見事なカサゴの神経じめ、umami講義、マイナス60度の世界を体験して、朝から市場の定食をいただいて。案内役のこちらが実り多き一日です。

 

三浦恵水産の若旦那・石橋匡光くんと、その妻・悠ちゃんは、大学ウィンドサーフィン時代からの仲間です。今回こうして、食という切り口から一緒に活動できて、とても嬉しい!

 

「三崎で水揚げされるまぐろは、鮮度良く捕獲でき、サステイナブルな漁獲方法ともいえる”はえ縄漁”。311あとには工場の屋根にソーラーパネルをとりつけ、マグロの残渣は三浦大根の堆肥にしています。できることはなんでもやって「サステイナブルマグロ屋を目指しています」という石橋匡光くん。

 

今月はトルコ、来月はシンガポールと、世界をまたにかけ、日本の UMAMI や MAGURO のアンバサダーとしてご活躍中です。

 

「マグロでは、日本一を目指すよりも、世界一を目指すほうが簡単なんです。だったら、世界一を目指しちゃおうかなと」

 

旧友の真剣なまなざしは、とても心強い!

 

恵水産
http://www.misaki-megumi.co.jp

 

さて、そのパートナーの悠ちゃんは、自然育児の会を主催するかたわら、素敵なご自宅で自然食材店「小網代食品店」を営む3児の母。お料理の腕はご夫婦そろってプロ級です。この夏、マグロ屋の妻として悠さんが開発した「ごちそうのためのツナ」は、絶品すぎて、顎が外れるかと思いました。そのお披露目で、城ヶ島のマグロ工場の軒先には「FISH STAND」というなんともオシャレな立ち飲み屋までオープン!

 

FISH STAND
http://megumi-fishstand.com

 

三浦の食のシーンを漁業の方面から盛り上げている素敵夫妻なのです。

 

 

この規模でマグロが集まるのは、築地、八重洲、三崎だけ。圧巻。

 

 

三浦恵水産にて、カサゴの神経締め。

脳から「死にそうです」の信号が途絶えると、死後硬直を緩やかにできる。なるほどー。(学校が代休でママの仕事に同行した二人。楽しかったね!)

 

 

午後は、そんな石橋邸にお邪魔して、悠ちゃんたちが田起こしからはじめた田んぼでとれた藁で、初めて、茹で大豆を藁に包むところからの納豆づくりも行いました。

 

 

わらを熱湯でくつくつ煮て、納豆菌以外の雑菌を殺したら、あとは蒸し大豆を藁に包んで、40度で二日間、大事に育てます。

 

 

みんなで作ったランチがまた美味しい。マグロ屋さんのごちそうツナサンドも、カサゴと三浦野菜のスープも絶品で、ああ、ディープな三浦半島♡ 

 

恵水産では、毎日50kgのマグロ残渣をコンポストに!動力はソーラーパネル。

マグロ堆肥で作る三浦大根だなんて、最高です。いよっ、さすが若旦那!

 

 

夜は、家に来てくれたスローフードシェフたちを先生に、娘たちが料理をはりきること!世界の巨匠ミシェル・ブラス直伝というキャベツのグリルにはシナモンとクミン。アラビックサラダはレモンをたっぷり。新しい世界に、長女・桃は大興奮でした。

 

 

 

ちゃんと食べるって、こんなに世界を広げてくれる。

ちゃんと食べるって、本当にいいですね。

 

スローフードシェフたちの三浦訪問記は、DAY 2に続く。

 

 

 

スローフードシェフ、日影茶屋で会席料理を知る

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We visited kitchen of Hikage Chaya, a restaurant with 300 years of history. Look how much bonito and konbu they are using for their dashi and umami... I am learning so much about my own culture around food, thanks to Matheus SborgiaYoni Nimrod, and Maya Wakita. Fell in love with Japanese seasonal ceremonial food. 

 

今日は朝から、創業300年の老舗 葉山日影茶屋の厨房へ。

 

職歴35年、逗子育ちの総料理長の旬をとらえる美的感覚、板さんたちの包丁さばき、いただいたお料理の繊細さ…。

 

 

 

 

お出汁には、この、贅沢な鰹節と昆布の量!!

 

 

お店の歳時記が素敵すぎます。「入室の作法」から教えていただき、美味しい季節のお食事をいただける、日影茶屋のマナー教室。絶対そのうちお邪魔しよ。

 

 

 

目にも舌にもおいしいお料理はもちろん、

青梅を白ワインに上品に漬けた「梅ワイン」の爽やかさもあっぱれでした。

 

 

これは、美食やグルメの話じゃない。

You are what you eat. 
なにをたべるかが、私をつくる。という話。

 

私は、「食べる」ということを、自分の手から手放しすぎてはいなかったか。大事に育てた素材で、大事につくったものを、大事にいただく。当たり前のこと、もっともっとちゃんと楽しもう。

 

大好きな三浦半島でスローフードシェフたちをご案内することで、気付いたら自分が、日本の食文化にどハマりしています。

 

すべての出会いとつながりに、今日も感謝!

 

 

スローフードシェフ、自然発酵の世界に触れる

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Encountered a very scientific but spiritual wisdom - Naturally fermented lactic acid and yeast from organic brown rice, nurtured by Cobo Ueda Family. 

 

スローフードシェフたちの三浦探訪記その3、永島農園の永島太一郎くんの案内でCOBOウエダ家を訪れ、信じられない菌の世界に出会い、目から鱗が落ちまくりました。

 

 

「30-40代から下の世代は、腸内環境が不安定なことが多く、漢方薬を施しても、 薬効として届きにくい。原因は、お米を食べなくなっていることも関与しているのでは?」

 

それなら、お米由来の健康な菌を身体に取り入れましょう、と15年の研究を経て開発された「自然発酵乳酸菌」の話。

 

自然栽培の健康な玄米には、たくさんの土壌菌がついている。それを水につけ、2〜4度で40日間保管すると、他の菌は働きを抑えられ、寒さに強い乳酸菌が増えはじめる。やがて酵母も育ち、酵母菌と乳酸菌が共生する「自然発酵乳酸菌」となる。

 

 

「乳酸菌と酵母菌は、一緒にいてこそ生きています。ヨーグルトには乳酸菌、パンにはイーストという風に、安定させたいからと分断し、他の菌の働きをとめてしまうのが今の世の中だけど、それじゃ腸内での働きも弱まる。消化も難しくなる」

 

だから、COBOウエダ家では、酵母菌と乳酸菌が共生する一番いい環境(=発酵初期段階)で、水を抜き、フリーズドライ。このパウダーが、万能の薬であり、調味料なのでした。

 

 

ぬか床に混ぜれば臭いを消し、
水で溶けば出汁にもなり、
素材の良さを引き出す媒介となり、
肉や魚の臭みをとって身はふっくら、
ずっしり地粉もふんわりとふくらませ、
紅花油と豆乳と混ぜて乳化させれば絶品ディップに。

 

「料理するのは、人じゃない。菌なんです。素材と素材の響きあいなんです」って。

 

これ、水で薄めて肌に塗れば化粧水に、
毎日とれば腸内環境もビックリするほど元気に。
お米の乳酸菌だから、身体に抵抗なく入ります。

 

 

「もともと、朝に夕に米を食べていた時代は、自然と身体に取り込んでいたものでした。その菌を培養することで、安定して供給しているだけなんです」

 

「菌が好きなのは、ササニシキか、それより前の種です。品種改良を重ねすぎた米では、うまく育ちません。野菜も同じ。なるべく自然な状態で育ったものほど、菌たちと相性がいい」

 

...な、なるほどー!

 

「私たちがやっているのは、発酵じゃない。生態系の研究なんです。生態系の中で、見えないけれど大事な菌の役割を研究しつづけたら、こうなっただけ」

 

...生態系の研究。確かに。

 

料理に近いようでいて、実際にはパーマカルチャーでもある。麹よりさらに太古からある自然な菌の世界を、人が再現するということ。深すぎて、もはやSFの世界です。笑

 

 

自家製天然酵母の研究からはじまって、15年。
人の腸内環境にも、すべての食材の細胞にも、いちばんいい形で働きかける宇宙の法則を、地道な科学的研究で数値化して説明できるところまで成功してしまった、スゴい人たちでした。

 

イタリアはアスティーで不耕起栽培のブドウを育てていたワイナリー Case Corini の当主と、ウエダ家当主が、人種を越えて同じ目をしていたのも、印象的だった♡ 目に見えない世界で生きるものたちの力を知っている人の眼差し、憧れる…。

 

生命の神秘。
リアルなナウシカの世界が、すぐそこにありました。

 

 

この町はおいしい

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今日はいい天気ですね!

 

私も春に地元逗子で上映会をした映画「Edible City」の配給元である「Edible Media」の主宰者であり、エディブル(=食べられること)を通して世界に働きかける仲間の鈴木栄里ちゃんが日本に帰国しました。これから2ヶ月間、また日本各地でエディブル旋風が吹くことでしょう。

 



「この町で食べられるものを育てよう!」「それを子どもと一緒にやろう!」というエディブル活動、やっぱりアリス・ウォータースが米国ではじめた学校菜園が深くて、美しくて、地に足がついていて、素敵すぎます。なので、それを知れば知るほど、ともすれば「日本は学校の壁があついから」「あそこまではできないな」「やっぱり無理なのかな」ともなりがち・・・ではないか? 

 

という心配を、私は、心のどこかで感じています。

それが、逗子で実際に仲間と動き始めて変わりつつあります。気持ちさえあれば大丈夫。まずは大人が無理なく「楽しい!」と感じる活動を小さくても続ける。すると、「あるものでやる」「かっこつけなくてもいい」そういう態度が、子どもには確実に伝播していく。自分たちでつくる「エディブル(=食べるもの)」には、そんな力が確実にあると思っています。

 



先日、仲間と逗子ではじめた活動「そっか」主催で行った「感謝祭」は、本当に楽しいものでした。ひとつの例として、また、これから全国ではじまることの応援として、シェアさせてください。

「この町を食べよう」をコンセプトに、前の晩から海水を炊いて塩をつくり、翌朝は5時から魚釣りと採集のための山歩き。ある日のお昼ご飯のために、大人も子どももみんなで一晩かけて集めた食糧は、もう、宝の山!

 

森と海があるとはいえ、逗子は町。都会です。「この町にあるものだけで」やってみて、結果として集まる食材が少なかったら「じゃあこれからみんなで町中に食べ物を育てようよ」と提案するつもりで開催したはずが、ふたを開けてみればまあ、なんと豊かなこと!

 

田越川で釣ったセイゴ、葉山沖でとったタコ、海岸でひろったひじき、森で採ったむかご、三つ葉、庭で育てた柿、里芋(皮まで天ぷらでいただきました♩)、大根、自家製味噌で芋汁まで作って、ああ。美味しかった! 

 

「あるものを持ち寄る」、ただそれだけのことですが、大人も子どもも、心がほっかほかになって帰路につきました。

その日の様子を清泉女子大の先生が松本市の地域新聞で、逗子の子育て仲間の登山家・三浦豪太さんが日経新聞で、記事にしてくださいました。1月号の「クーヨン」でも取り上げていただく予定です。

 

 


 

 

「この町にあるものを食べよう」「1人じゃなくて、みんなでやろう」

そんな活動が、全国に広まっていきますように。

 

最後に、「そっか」共同代表仲間でもあり、冒険家の八幡暁さんのコメントを共有します。カヤックひとつでアジア中の漁村を巡り、「あるものでやる」幸せをよーく知っている人の言葉は、シンプルながらに響きます。 よかったら、読んでみてください。

 

 


*以下、八幡さんのコメント*

「遊ぶ、食べる、つくる」を地域の仲間と地域でやってみる。
個として、どんな暮らし方をするかはどうにでもなります。

そんなことより人の暮らしにとって
「地域」が、大切なんだろうなとシミジミ。

自分達の暮らしで大切だと思うこと、
こんなことあったら子供も大人も楽しいだろうな、とか
足下にある条件の下で楽しくやることは
難しいことではありません。

どこどこは条件が良いから…は禁句。

素敵じゃなくても、
ハイスペックな人や情報が集まるとか、
憧れるようなライフスタイルとか、
凄いことや注目されることとか
そんなものは一切気にしなくてOK。

自分の日常の生活環境で遊べないイコール、
子供達だって遊べない、と思って間違いなし。

責任を問われないことを目的とするような仕組みはぶっとばして、
自分達で考えて危険も回避して
どこに居ても楽しく生きれたらラッキーだなぁ。

よし食い物、植えてこよっと。

 

 

 

スローフード日本の理事になりました

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Honored to announce that I have become a board member of Slow Food Nippon as of December 3, 2016. Through Slow Food I hope I can contribute to a world where all people can access and enjoy food that is good for them, good for those who grow it and good for the planet. Save biodiversity. We still have the time!!

 

ご縁が重なり、今日の総会選挙を経て、Slow Food Nipponの理事を拝命いたしました。

 

 

 

ピースボート勤務にはじまって15年以上、環境教育、平和教育、草の根の国際交流に携わってきた経験から、いま、「食べる」を真ん中に世界に働きかけることほどパワフルなものはないと思っています。

 

スローフードと聞くと「あ、グルメの話ね」という印象を持つ方もいるかもしれません。違います。これは、つながりの話です。

 

We are what we eat - 何をどう食べるかが、私たち自身と、地球を作っています。食べずに生きることができる人はいない。だから、シェフも、生産者も、漁業者も、学校も、行政も、子どもも、大人も、みんなでつながって、お互いを支えあって、食を通して生物多様性を守ろうという運動。豊かな生物多様性=豊かな地球=豊かな自分、それがスローフードです。

 

 

食の世界の先輩たちに学びながら、確実に次の世代に引き継ぐことが必要な仕事。「ちゃんと食べる」を、子どもと一緒に。


微力ながら頑張ります。

 

 

●スローフード日本
https://www.facebook.com/slowfoodnippon/

 

●スローフード三浦半島

https://www.facebook.com/slowfoodmiura/

 

●スローフードインターナショナル(英語)

http://www.slowfood.com

 


求人のお知らせ:日本最先端のバイオミミクリー企業SPIBERが、保育施設をつくります

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I am currently supporting SPIBER company to start their own nursery school in Tsuruoka, Yamagata. They need bilingual teachers for children of age 0-2, for their new bilingual day care inspired by Edible Schoolyard, permaculture, and Montessori education. They are eventually expanding their school to age 3-6 & after school for elementary students.

 

Let me know if you are interested - they are truly sustainable & innovative company, and their vision for children's education is amazing!! 

 

https://www.spiber.jp/en

 

 

いま、SPIBERという、最高に面白い企業が保育施設を開設するにあたり、立ち上げのお手伝いをしています。

 

SPIBERの本業については、ウェブサイトで読んでください。すっごいです。バイオミミクリーの最先端。サステイナブルでイノベーティブな本来業務だけでも感激するのに、彼らが地域(と自分たちの家族)のためにこれから作ろうとしている保育施設もまた、世界最先端の内容だからもう、ひっくり返りそうになります。

 

自然豊かな山形県鶴岡市に拠点を置き、エディブル・スクールヤード、パーマカルチャー、モンテッソーリ、レッジョエミリアの要素を汲み、多言語・多文化の環境で、自ら動く人が育つ場所を作ろうという、前代未聞の取り組みです。

 

生物多様性の宝庫で、日本で初めてユネスコが認めた食文化創造都市でもあり、山伏文化も色濃い鶴岡市。この町と、ここに拠点を構えるグローバル研究機関のSPIBER。彼らについて、詳しくは、明後日、出張で訪れてレポートします。まずは、SPIBERがこれからはじめる教育部門が求人をはじめたことをご紹介。

 

以下、担当の遠藤あやさんの文章です。

 

教育について熱い想いを持っている保育士さん、看護師さん、調理士さん、必読ですよ〜!

 

 

 

 

以下、遠藤さんのFacebook投稿より引用:

 

【求人情報】小さな保育園の大きな冒険がはじまります

 

山形に引越してきてから、早くも5ヶ月が経とうとしています。雪と風の洗礼を受けつつも、美しい月山や鳥海山を臨みながらの子育てと仕事の日々は、あいかわらずのドタバタぶりではありますが、とても充実しています。

 

今週やっと、開設準備に携わっている保育園の求人情報を公開しました。保育士さん、看護師さん、調理士さんを募集しています。

 

https://www.spiber.jp/news

 

2012年頃から保育園という場づくりに関心を持ってきました。子どものカタチでも、中瀬幼稚園の井口佳子さんや、森のようちえん「ぴっぴ」の本城慎之介さんへのインタビューを通じて、知れば知るほど、その奥深さや尊さを実感し、関心が高まっていきました。いつか、保育園をつくりたい。という思いは、年をおうごとに大きくなり、保育士の資格をとってみたり、友人らと一緒に保育園づくりを前提としたグループをつくってみたりと、ここ数年構想をあたためてきました。

 

そんな中、突然の出会いが訪れて、バイオベンチャー企業である「Spiber株式会社」に参画するために、山形県鶴岡市に家族で移住しました。その決意を固めた要因の一つとなったのが、保育園づくりに携われる、ということでした。現在、社内外の仲間たちとともに2017年秋開所を目指し、内閣府が主導する企業主導型保育事業助成金を得て、まずは0~2歳、定員15名の小規模な事業所内保育園をスタートさせる予定で準備を進めています。

 

企業主導型保育事業助成金には、賛否両論あると思います。認可外の扱いで、助成金額は認可園並みとなるという破格の制度に、保育の質が確保されるのか、どちらかというと厳しい視線を注がれているかもしれません。

 

先日、ある認可園の園長先生に「この制度の本質的な意味は、前提を覆すことではないか」と指摘されました。通常、認可園は「子どもへの援助」を核にしながら、それに続くものとして「子育て支援」を考えてきました。「子ども」がいて、その後ろに「家族」があり、「コミュニティ」がある。という捉え方です。企業主導型の場合、その前提が逆になります。先に「会社」というコミュニティがあり、そこに「家族」がいて、「子ども」がいる、と捉えることになります。この発想の転換は、大きな意味を持つ、という指摘でした。わたしはこの制度を活用することで、保育の内容だけでなく、それを支えるシステムにおいても、新たな取り組みを実現できる可能性があると思っています。そのために必須となるのは、高い保育の質の確保であり、さらにそれを支えるのは企業の本気度であると思います。

 

「子どもにとって、よい保育とは?」「子どもとはどのような存在か?」という問いを抱えながら、この5ヶ月に渡って思考を深めてきました。やっと、おぼろげながら目指すべき方向性が見えてきた気がしています。これから先、星座のように輝く多くの先達や土地の歴史に学びながら、ともに働いてくださる皆さんとの対話と実践を通して、大切なものを一つひとつ、掴んでいきたいと思っています。

 

多くの方にこの情報が届きますように!

 

 

信じる者にのみ、見える世界がある

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Happy holidays to my friends near and far… Hope you are having a warm & joyful evening!! Momo and Ann prepared letters and sweets not just for Santa but also for his rain deers tonight ;-) 

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杏(次女、7歳)
「ママ、サンタってほんとうはパパとママなんじゃないの?って、ウチおもうときあるんだけど。ほんとうはどうなの?」

「・・・ふふふ。どうかな。どう思うかは、あなた次第。信じる者にのみ、見える奇跡があると、ママは思うよ」

桃(長女、9歳)
「桃も、そう思う!ほら、妖精とおなじ感じで」

「・・・なるほどね!」

「信じる者にしか、見えないものがある。世界には」


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夜になって、実家でのクリスマスパーティーから帰宅する道。
桃は、私にぴたっとくっついて、小さな声でこう言いました。

「うわあー、真っ暗。・・・こういうときにね、桃、妖精はやっぱりいる、って思うんだ。暗闇の妖精。ああ、会えたらいいのになあ!」

「本当だね。真っ黒なマントを借りたら、妖精と一緒に森の暗闇にとけ込むことができたりして」

「それで、風とダンスする。そしたら、暗闇が怖くなくなる!」


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寝る前に二人は、ほんとうに楽しそうにサンタとトナカイに手紙を書き、昼間に焼いたスパイスクッキーを添えました。

小さな二段ベッドの上段に二人で入って身をよせあって、ひそひそ話をしてはクスクスと笑い声をたてて、10時過ぎに静かになりました。



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「信じる者にしか、見えないものがある。世界には」



ビックリするくらいの名言でした。本当にそうだなあと思います。年のわりにおませでクール、日常生活の中では超・現実的な桃の世界観とサンタ観が、実はものすごく素敵だったことに触れて、夫婦でほくほくの夜です。


みなさんも、あたたかな夜を過ごしていますように!



山形でオーガニックの巨匠に会いました

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Food culture of Tsuruoka, Yamagata is too deep to be true... 

Enjoyed dinner at Slow Food chef Okuda's restaurant & Met our seed saving hero Kiyoshi Yamasawa - He's been saving and growing 600 heirloom seeds in a huge greenhouse in deep snow!! 

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ディープな山形に惚れました。

ご縁あって仕事で訪れましたが、打ち合わせのあと、まずは念願だったアルケッチャーノにて夕食。スローフードシェフ奥田さんの、在来野菜をふんだんに使ったイタリアン。

本当にシンプルな味付けで、素材の美味しさが際立っていました。牡蠣とルッコラのトマトパスタには唸ったし、ドルチェの塩バニラアイス+キャラメルクリームに、地元産のスパイシーなハチミツと炒り玄米が絶妙でした。

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残念ながら今回奥田さんはご不在で会うことができずでしたが、代わりに奥田さんの師匠という、山澤清さんにお会いすることができました。この方が、猛烈にすごかった。

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山澤さんは、600種もの在来野菜の種を巨大な温室で育て守る、オーガニックの巨匠であり、マッド・サイエンティスト。

もともと農薬・化学肥料による技術指導者だった山澤さんは、あるとき日本の農業のありかたに疑問を抱き、有機農家に転向。目指したのは、ただのオーガニックではなく「More Organic」でした。

その徹底ぶりは、ベルギーから1,300羽の食用鳩を取り寄せ、自身のハーブを餌に与え、その糞を完熟させ畑に与えるほど。

「有機肥料といって鶏糞や牛糞をつかっても、その鶏や牛には法律で定められた抗生物質、ワクチンが投与されてるでしょ。俺んとこのは大丈夫よ。鳩は "ペット" だからね。法をくぐり抜けて、健康な糞を提供してくれっから」

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雪のなかの温室には、全国から集めた白菜やかぶ、ほうれんそうの原種がズラリ。セクシーにくねった唐辛子、先がまあるい庄内のネギ、葉が巻かないキャベツ。素晴らしすぎて、ため息がでます。

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「なんで俺が在来の種を守るか、わかるか?」

「えぐみが嫌だ、生で野菜食べたいなんつって、どこでも改良して、必ず甘く育つ、でも1代しか育たないF1種を使うようになったでしょう。次世代に子どもを残せない野菜なんか食べて、人の身体が影響を受けないと思う?日本人はすでに、そんなのを40年も食べてきてしまった。壮大な人体実験よ」

「野菜は、虫や鳥から身を守るためにえぐみ=毒を出していたわけでしょう。人は、そのえぐみを抜くために、塩漬けしたり、茹でたりして、強い野菜を強いまま食べられるよう工夫してきたわけでしょう。強い野菜食べてたら、子どもの魂も強くなるわ。それが今じゃ、栄養もなんもない、スッカスカのを食べてね」

「料理ってね、材料の理(ことわり)って書くでしょう。でもみーんな、知らないの。理をね。俺は何でも知ってっから」

「俺んとこの野菜、見て、触って、匂いかいでみたらいいわ。匂ってみてよ。いい匂いすっから。ぜーんぶこれ、在来種」

「たいっへんだよ、そりゃあ。時間も金も労力もかかる。いないよ、俺以外に、そんなことできるヒマなひと。がーっはっは」

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あまりに美しいブラックベリーのガーランドの下に、皆で輪になって座り、「これから最古のカイコさん育てっから」という話を聞きながら桑茶をいただき、植物を蒸留するのではなく、真空下で冷却抽出した「植物そのもののオイル」や、白樺蜜の化粧水で肌を潤して… 

はー、なんですか、ここは。天国かっ。

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御年70歳の山澤さん。お肌はつやっつや。
本当に道を極めている人の心は子どものように軽やかです。

「ここはね、誰でもいつでもきていい場所なの。なんでも聞いて。野菜のこと、なんでも知ってっから」

「俺、瓶詰工場も成功させてんの。頑張んなさいよ。なんだって応援すっから」

「いつでもまた来たらいいよ。だってほら、俺、暇なんだもーん」

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山澤さんの温室は、皆の憩いの場所であり、日本一の野菜博物館でした。なのに、彼の探究心は止まりません。いま、さらに、この温室から直結の場所に、な、な、なんと・・・

アルケッチャーノの支店を建設中でございました。

きゃーーーー!!

お店がオープンする頃、絶対に再訪します!!

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1泊2日の出張、案内してくださった Aya Endoさんや Takeharu Kato さんのおかげで、本当に仕事か?! というくらい楽しんできました♩

鶴岡、継承してきた歴史と文化が深くて、人が優しくて、食べ物がおいしくて… どこまでもディープ。久しぶりに「うらやましい」という心境に至りました。

*プチ山伏修行報告に続く*

山伏修行体験と、新年のご挨拶

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Wishing all my friends and family near and far, a very happy new year!! 

I went for a Yamabushi walk in the snow at Mt. Haguro. What an experience, I cannot digest the depth of the culture... "Feel before think" "Humbly accept" "Appreciate & love" - 3 big lessons received for the upcoming year.

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年末、プチ山伏修行で羽黒山を歩いてきました。

死と再生、一度死んでまた生き直すことが、羽黒山を含む出羽三山のテーマ。ほんの4km、ほんの2500段の山道でしたが、しんしんと降り続ける雪の中、去年を総括する清々しい時間をいただきました。

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「いいのいいの。俺の話すことなんて、メモにとることなんかなんもないの。なんか面白かったな、でも忘れちゃったなっていうくらいがちょうどいい」

「頭で考えることなんて、短絡的すぎる。感じることが大事だよ。心や丹田、首から下で感じたことは1400年続くから」

「魂はつねに先を歩いている。本当はみんな、わかっているんだよ。それを感じとる直感を、研ぎ澄ませるの。頭や論理は、それをあとから整理するためにある。感じることなしに頭だけ使ったら、目先のことしかわからなくなる」

「女性はほっといたって、感じるのが上手なんだ。だから修行はもともと、頭でしか考えることができない男たちのためのものだった」

「男はね、リードしちゃいけないんだよ。女性が直感で決めたことを論理的に整理しながらサポートしてりゃあいいの」

「子どもたちは感じることの天才。赤ちゃんは神様と同じ。これはね、たぶん、身体の水分量が関係しているんじゃないかと思っている。赤ちゃんは母親の羊水の中から、90%水分の状態で生まれてくる。地球は水の星でしょう。だから、赤ちゃんはまだ、神様」

などなどなど、心に沁み入る Fumihiro  Hoshino 先達のお話を伺ってから、さらしを頭に巻き、山歩きの支度。

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さらしは頭の後ろでひとひねり、前でもうひとひねり。巡礼者はこうして「臍の緒を巻きつけた胎児」となり、山の声をキャッチするために結われた紐を首から下げて歩きます。

...胎児になって、山の神さま詣で。

ですって?

なんて粋なことを。ワクワクマックスです。そんな謙虚な気持ちで山を歩いて、大事な気づきが降りてこないわけがない。

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死と再生の山を歩く先頭を行く山伏の白い衣装は死装束の暗喩でもあります。平安時代末期から1400年以上、今も脈々と続く伝統。山伏... すごい。

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「道中、私が何を言っても ”受けたもう” と返してください。それどういう意味ですか とか いま何て言ったんですか とか、言いません。来るものが何であろうとまず受け止める。それが山を歩く者の姿勢です」

山伏の 加藤丈晴 さんにそう教えていただき、

「今から山に入ります」(たぶんw)

という意味の掛け声に

「受けたもう!」

と応じます。

ホラ貝を合図に、自然に抱かれた胎児たち7人が歩き出しました。

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静かに降る雪の中、ゆっくりと歩きます。

頭にはさまざまな雑念がわきますが、「まずは感じよう」と払いながら歩きます。だんだん頭が静かになってくると、風の音はもちろん、雪が大地に積もる音さえ聞こえてきそう。

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途中、樹齢1000年の爺杉に出会いました。その佇まいの立派で素敵なこと!こんなにあたたかな風情をまとう杉には、これまで出会ったことがありません。

思わず「わあ」と笑みがもれ、自然と手をあわせて挨拶をしました。あたたかな存在感だけで人の心を開かせるお爺ちゃん杉。

「足下に根を張れ」
「言葉はいらない」
「よく聞き、受け入れよ」
「ただ、あたたかくあれ」

などなど、勝手にたくさんのメッセージを受け取りました。

まさに爺杉、grandpa ceder。
また会いたいな。
そして、あんな風に年を重ねたいな。

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さらに進むと、100日の斎戒の行にはいっている2人の松聖(位上と先途)に遭遇。

山からひょっこり現れたお二人は、思わず道を譲らずにはいられない荘厳な雰囲気。でもどこか楽しげで、本当の天狗か、妖精かと思った!  

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松聖には毎年、地元の集落での話し合いの末、二人が選ばれる。そして、大晦日をクライマックスに100日間の修行と祈りにはいる。

大晦日の午後から元旦の早朝にかけて、出羽三山神社では、巨大なツツガムシに見立てた2つの巨大な松明を引き出して燃やす神事を行うそう。

ツツガムシは災いの象徴。災いを燃やして、新年に向けて希望を再生する。(現世、死生、来世。死と生は、このあたりで何重ものメタファーになっていました) 
これをリードするのが、松聖。

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神事のために境内に用意された立派な縄を見て、

「これを編むのも、大変なお仕事ですね」

と言うと

「作るのは集落の皆さまです。縄ないの奉納がないと祭りができない。一カ月かけてこれを作ります」

と。

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ああ。
涙でそうでした。

町の皆さん、
毎年一か月かけて、縄をなうのですね。

毎年二人の男性を、
100日間、松聖として山に送り出すのですね。

1400年間、こうして祈りを繋いできたのですね。

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そんなこんなに感じ入りながら、いただいたお昼は精進料理。キリッとした厳しさのある、でも素朴な御膳を想像していたから、一口いただいてビックリしました。

丁寧にお出汁をとって作られた、本当に優しく、美味しいお料理。色鮮やかで、形美しく。そして、どの小皿料理の背景にもストーリーがありました。

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「すべてこの山とその周辺の、山菜とお野菜です」

見渡す限りの雪景色、今の時期には何もとれないはず。

春のふきを塩漬けし、イタドリには重曹をかけて熱湯処理。えぐみがあるうるいには味噌を使い、山道を運んで崩れた豆腐は野菜と共に美しく寄せ直す。胡桃どうふは濃厚、絶品すぎて、まるでドルチェ。 

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冬には一面雪に覆われる山で、あるものをいただくために保存を工夫した山伏の知恵。歴史を経て、最高にシンプルで、だからこそ贅沢なおもてなし料理に昇華していました。

「作りかたを教えたりはしません。技は見て学べ、という料理人の世界でした。閉じて籠ることで守られるものがあるのだと考えていました。

それが、震災以降、少しずつ変化していまして。開いたり、受け入れることで、進むものもある。

最近ではパリに行き、現地のマルシェで仕入れたもので山形の味を再現したこともありますし、イタリアのスローフード大学でも教えてきました。学生が持ってくる野草をその場で調理したりして、世界が広がりましたよ」

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知恵の宝庫のような伊藤料理長のお話、ずっと聞いていたいくらいでした。山伏文化と精進料理、本当にすごかったなー!!


歴史1400年の修験道、深すぎて魂を打ち抜かれました。感動は、いまだ消化しきれず。

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考える前に、感じる。

あるものをあるままに受け入れる。

自然と子どもたちに学ぶ。

感謝する。

愛。

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心が、新しい境地へと連れていかれた感覚。

山形で教わったこと、そのまま今年の抱負になりました。ありがたいです。精進します。

明けましておめでとうございます。
2017年も、皆さまに幸深い一年になりますように!

咲けないときがあってもいい

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"There are times when it is impossible to bloom,

sometimes it can not bloom in the event of a rainy season,

it can not be bloomed with drought,

in such a case you do not have to bloom forcefully.

 

Instead, bring down the roots down and down the roots.

To make the next blooming flower bigger and more beautiful. "

 

By Kazuko Watanabe 

 


どうしても咲けない時もあります。

 

雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、

そんな時には無理に咲かなくてもいい。

 

その代わりに、

根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。

 

次に咲く花がより大きく、

より美しいものとなるために。

 

By 渡辺 和子

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